シネマ・カレイドスコープ

わりといいかげんな映画の感想がメインです

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モンスターズ・インク

アメリカのCGアニメはあんまり好きじゃないんだけど、たしかに良くできてます。世界観というか設定が秀逸。

ストーリーも実にソツがなく、特にドアがいっぱいのシーンの演出は素直に楽しかった。

ただ、ラストがハッピーエンドすぎるような。少女にとってたった一夜の楽しく、そして少しだけ哀しい思い出として残るという感じのほうが余韻が残るんじゃないかと思うんだけど、まあディズニーだしこっちが正解なのは間違いないか。


モンスターズ・インク
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2006/06/16)
売り上げランキング: 2,295
おすすめ度の平均: 4.78
5 Disney / PIXAR作品は外れなし。
5 大きくなれよ。
4 子供と一緒に♪



猫の恩返し

それなりに愛らしい小品、ただ、それ以上でもそれ以下でもない。

キャラクターデザインはいまいちだし、あいかわらず声優使ってないところは気に入らないし、ストーリーに起伏も説得力もない。

でも、さすがジブリな作画のクオリティの高さ、無駄に豪華な劇伴、時折見られる演出の巧さ、ムタのキャラクター、そしてラストに流れる主題歌のつじあやのでごまかされることにしました。

ちなみに、ギブリーズはふーんって感じ。


で、この作品のせいで見切られたかどうかは知らないけど、どうやら森田宏幸監督のジブリでの第二作はなさそう。

『ゲド戦記』は見てないからわからないけど、興行的にはともかく作品的にはかなり微妙そうだしジブリもほんと大変だねえ。

結局、すべては宮崎駿の業の深さゆえなんだろうけど。


猫の恩返し / ギブリーズ episode2
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2003/07/04)
売り上げランキング: 554
おすすめ度の平均: 3.81
3 さくっとファンタジー
5 文句なく面白い
5 子供が楽しみにしてます



時をかける少女 アゲイン

というわけで、お盆休み最終日の昨日、二回目見てきました(一回目の感想はこちらから)。

ストーリー展開がわかってるだけに前回よりは冷静に見られたんだけど、奥華子の「変わらないもの」が流れるシーンで泣く。良い映画は何回見ても良いということを再確認できたので満足しました。

この映画は今年の夏にこそ行くべき映画だと思うので、まだ見てない人はDVDを待たずに劇場で見て欲しいなと思う。少なくとも僕にとって今年の夏は『時をかける少女』を見た夏として記憶されるだろう。そして、それはとてもとてもかけがえのない記憶になると思う。

時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 吉田潔
ポニーキャニオン (2006/07/12)


以下、雑記

・約30分前についたら入り口に行列、もちろんもう一つの映画の客もいたんだけど。整理券は77番。これ以降も続々と客が来たけど、満席(200席)とまでさすがにいかなかった。

・前の座席に誰もいないかと思ったらそれが罠だったり。頭がひじょうに邪魔。結局、我慢できなくて前から三番目ぐらいに移動。ちょっと見にくいけど、ストレスない分こっちのほうがまし。古いミニシアターは段差が付いてないのが問題だと思う。

・真琴はほんとバカだよなあ、でもそこがいい(笑)。

・魔女おばさん(芳山和子)、ケン・ソゴル、吾郎と三人で写ってる昔の写真の隣に飾ってあるラベンダー。これも切ないよなあ。

ガーネット


時をかける少女

細田守が『時をかける少女』を撮るとこうなるわけだ……いやもう素晴らしいというしか。
日本の誇るアニメーションの中でまた傑作が一つ生まれたと言っていいんじゃないだろうか。

キャラクターデザインは貞本義行。最初はジブリを思い起こすような緻密な背景に較べて少し浮いてるかに思えたけど、見てるうちに気にならなくなる。

何と言ってもとにかくよく動く。ヒロインが走る、飛ぶ、笑う、泣く。前半のコミカルなシーンは本当に笑えて、後半のタイムサスペンスには手を握らされ、終盤では切なさに思わず泣きたくなる。真琴と千昭と功介、三人で過ごした季節を回想するシーンが胸を締め付ける。

大林映画へのオマージュとして配置されたであろう芳山和子がまた絶妙に効いているんだ、これが。

ラスト、ヒロインは未来を信じて、前に向かって歩き出す。青春映画としてはほぼ完璧に近い出来で、こりゃ評判いいわけだよ、大満足!


時をかける少女 限定版
角川エンタテインメント (2007/04/20)
売り上げランキング: 1
おすすめ度の平均: 5.0
5 06年最高のアニメ
5 一級のSFであり、せつない青春映画でもある
5 レベル高いなあ



時をかける少女 通常版
角川エンタテインメント (2007/04/20)
売り上げランキング: 30



二回目の感想はこちらから


関連リンク
時をかける少女公式サイト

劇場版 ラーゼフォン 多元変奏曲

キャラクターを絞って、ストーリーもばっさりカットして、綾人と遥のラブストーリーを中心として構成された劇場版(モチーフは「鏡の国のアリス」なんだろうが、読んでないから関係性はわかんね)はTV版よりはるかにわかりやすくなっている。特に久遠の設定を変更したのは正解だ。

とはいえ、所詮TV版の補完であり、あいかわらずわかったようでわからない話に違いはなかったりする。TV版のエピソードを削っちゃったせいもあって、いまいち盛り上がりに欠けるきらいはある。

とまあ、いろいろ突っこみどころもあるんだけど、基本的には良い作品だと思う。とにかく、作画が美しい。冒頭の中学生の遥が実に可愛い。正直、この冒頭のシーンだけでも見た甲斐があったというか。

後、坂本真綾のエンディングソングがまた実に素晴らしいんだ。しかし、血が青くなると記憶がなくなるっていう設定はTV版でもあったっけか。


劇場版 ラーゼフォン 多元変奏曲
メディアファクトリー (2003/09/25)
売り上げランキング: 23,194
おすすめ度の平均: 4.33
5 純情・・・・
5 イイ!!!
3 テレビ版のほうがいいですね


茄子 アンダルシアの夏

キャラデザに慣れるまで時間かかったし、声優のチョイスにも疑問はあるし、カルメンという女を兄弟で取り合ったというエピソードがいまいちよくわからないのだけど、レースシーンが素晴らしいのでオールオッケー。

原作は未読なので再現度はわからないんだけど、これはなかなか掘り出し物だった。

しかし、妙にジブリっぽいのは気のせいか。『紅の豚』とか思い出したけど。

茄子 アンダルシアの夏
バップ (2003/12/21)
売り上げランキング: 3,471
おすすめ度の平均: 3.82
5 アニメ化で得たもの、失ったもの
5 ここにあったのか!
4 自転車、スペイン、ねこ


雲のむこう、約束の場所

前半の切ないまでにノスタルジックな三人で過ごした夏の風景。後半、病室で二人がシンクロするシーン、クライマックスなどなど。音楽(テーマ曲というべきヴァイオリンが最高)と作画のコラボレーションに思わず胸が震えて涙がこみ上げる。これだこれだよ、これぞ新海作品の真骨頂。

まあ、キャラクターの作画が弱い、演出が平板などの欠点はあるけど、全編に冴えわたる新海節はやはり素晴らしい。

雲のむこう、約束の場所
ビデオメーカー (2005/02/17)
売り上げランキング: 564


結局、これも『ほしのこえ』と同じく切ない青春恋愛映画と捉えるべきなんだろう。SF設定やストーリー(岡部と富澤とそしてたぶん北海道にいるのだろう岡部の妻はヒロキとタクヤとサユリとパラレルな関係にあるのには唸った)、そして印象的な音楽ははそのためにある。そして、それでいいのだ。
約束の場所は失ったけれど、二人でまた新たな約束の場所を見つければいいんだ、そういうラストだと僕は思った。

吉岡秀隆はもろ「北の国から」の純を思い出したけど、これはこれで悪くない。後、パイロット版の予告はほとんど使われてないんだなあ。あれも好きだったのになあ。

2004年11月 劇場で

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